南大門はシェムリアップから7〜8Km。
アンコール・ワット西参道正面から北へ2Km足らず。
アンコール・トムの城壁内に入る一つ。
お堀を渡る通路(橋では無い)の両側には、
アンコール・ワットでは浮き彫りであった乳海攪拌の図が、彫刻となっている。
54体づつの神々と阿修羅達が蛇を引き綱として1000年も引き合い足で掻き回した。
大門は車が一台通れる広さである。
この時代は、アーチ構造が無く、上部は積み木崩しのように落ちている。
3つ頭の象が四方を支え、上には4体の仏頭がある。
象の鼻はまっすぐ下に伸びてハスの花に絡めている構図であるが、
見慣れた形で無いために分かるまでは奇異な感じを受けた。
この南大門を通過すると道はまた広くなり、直進すれば城壁の中心にあるバイヨン寺院へ到達する。
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