|
「山梔子」は読みにくい漢字ですが、「くちなし」と読みます。 山梔子は、実から染料が作られるため、日本で昔から親しまれて来た植物です。 実の口が開かないところから”口無し”の名になった。 また、実にある突起部分をくちばしに見立てた「クチハシ」からの変化という説もあるようです。 花は甘く良い香り。 遠くからでも香ってきます。 香りでは春の沈丁花、秋の金木犀に並ぶ強い香りを出す花なので、庭に植えられます。 実はオレンジ色で薬用・染料になります。 無毒なので布以外にきんとん、たくあんの着色料にもなります。 暖かい地方には、野生であります。 土手の野生くちなしは刈られ刈られて根こぶのようになっています。 これをボクと言って盆栽に仕立てられます。 どこからでも芽が出るので簡単に作れます。 葉を摘むと小さい葉になり、小品盆栽になるのです。 照り葉が揃うと立派になります。 時には虫に丸坊主にされます。 |
|
|
| |
| |
| |
クチナシは野生のものでも白く目立つ花を咲かせます。 といも甘い匂いがします。 | |
| |
小さな鉢に入っていても、沢山花を咲かせるとうっとりします。 | |
| |
梅雨の前に甘い香りが漂ったら、クチナシがあるのです。 | |
|
そして秋から冬に橙色の実が成ります、クチナシの実はキントキの色付けに使われます。 |
|
|
|
冬には葉も少しになっています。 |
|
霜に当たると実の首の部分から取れて落ちていきます。 |