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松柏盆栽のなかでは、黒松と並び代表的樹種です。 寿命は長く、成長遅鈍、神付き古木が尊重されます。 槙柏は石灰岩の山に生えています。 葉が貝塚イブキのように丸くて細いが、杉のような葉も出ます。 成長過程で部分的に枯れたり、虫食いなどでジンやシャリと呼ばれる骨状部が出来てこれが見所となります。 樹形は特に決まりはなく、神付き山採り物を枝や幹を曲げ込んで整えたこともあり、その樹の形なりに鑑賞されます。 |
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槙柏は、皮が剥がれて木部が露出し風雪に耐えた風情を表します。 サバ幹と呼ばれていました。 いつしか、神(ジン)やシャリとお釈迦様にまで格上げされたのです。 この木は小さな鉢で25年。 |
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槙柏は、皮が剥がれて木部が露出し風雪に耐えた風情を表します。 サバ幹と呼ばれていました。 いつしか、神(ジン)やシャリとお釈迦様にまで格上げされたのです。 人里はなれた山で、自然に朽ちてできました。 |
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槙柏は、皮が剥がれて木部が露出し風雪に耐えた風情を表します。 サバ幹と呼ばれていました。 いつしか、神(ジン)やシャリとお釈迦様にまで格上げされたのです。 木を剥いで作ろうとしてもこのような自然に出来たものにはなりません。 |
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槙柏は、皮が剥がれて木部が露出し風雪に耐えた風情を表します。 サバ幹と呼ばれていました。 いつしか、神(ジン)やシャリとお釈迦様にまで格上げされたのです。 畑で育てて、皮を剥ぎ彫刻を施してなんとか作りました。 |
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置き場所・濯水 陽光と風通しを好むもので、サギソウと全く同様の管理でよいものです。 地面に直接おくよりは、30cm以上の棚に置く方が、丈もしまって生育も良好です。 水分を好みますが特別に多くする必要はなく、一般山草なみで充分です。 夏の暑さの去らない中に、花茎を立ててのびてきますから、ツボミがしおれないように、暑い間は気をつけます。 暑い地方では西日をさけて、夏は午前中の日照でつくる方がよいでしょう。 寒さには強いので戸外の棚に置いたままで越冬します。 冬は水分は相当控えめでよいものです。 肥料 水肥のときは薄くたびたび、一般の山草よりは少し多めに施す方が、花上りがよいものですが、沢山つきすぎるよりも、山草らしさが生きる少なめの花の方が上品に見えましょう。 天然の固形肥料では春と秋に、マグアンプKでは春一回、大粒を施せば充分です。 |
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植替えと繁殖 毎春芽が動き出す前後に、株分けを兼ねて植替えた方が、分株が盛んになります。 植替えないとそれほど株は殖えません。 また実生をすれば沢山苗ができますが、生育は遅い方ですから、肥培が必要です。 病害虫 水苔の古いものなどで植えると、多湿になり易く根腐れすることが多くなります。 ネマトーダの害が出やすいためでしょう。 アリマキ類は近くの花茎には腺毛があって、粘着するためついても死んでしまいますが、ヨトウムシやナメクヂは食害するので、食べられないように注意が必要です。 |
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