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野良猫マッピーのホリディー♪ 臥牛

臥牛

サボテンや多肉植物と言われる植物は世界の乾燥地帯に適応した植物です。
水分に対しては、数ヶ月から一年以上も雨が降らなくても枯れることが無いように葉・茎・根に水分を貯蔵しています。

生育場所は雨が降らないところですが、温度は暑い所や寒い所など範囲が広く熱帯植物でなく砂漠植物ですから寒さには平気な種類が多いのです。

このような性質を踏まえて見ると、
留守がちで、毎日水を掛けることが出来ない人にはとても良い種類です。
雨に濡れない所、窓際などであれば加温する必要が無く育てられます。

南アフリカ 小カルロー産 ガステリア属です。
大抵のガステリアはガケの下の方の水の滴るような所に生えています。
ウッツホーン付近の小カルロー地方は盆地で農耕地です。
堆積物がかなり有り肥沃な土地です。
雨も多くまわりの山々からここへ水が流れ込みます。
ガステリアの生育に適しています。
ガステリア属の臥牛は左右に分厚い葉を広げる渋い多肉植物です。
葉はとても硬く成長が遅いのですが、人気のある種類で、変化のある固体を集める人もいます。

臥牛
臥牛 ガギュウ
 臥牛という和名を付けた人はこの形態を良く言い当てて感心します。
勇壮な姿の中にどこか微笑ましい、東南アジアの水牛の寛いだ姿が思い描かれます。
ハオルチアでもアロエでもユリ科の多肉植物の一種か2種は葉を左右二列に重ねて出すものがありますが、この臥牛がその特徴を良く現し、古株でも決して崩さないようです。
葉色は濃緑で表面に突起を有して成長に伴って下方へ反り返ります。
花は30〜50cm位の花序を出して20〜30花を順じ開きますが、あまり優品とはいえません。
ガステリアとはラテン語で「胃」と言うそうで、この花の形が似ているから付けられたと言います。
幾つか集めてみると、形質の違いが大きいことに気が付きます。
葉先のとがり具合、葉幅、葉色、表面の突起、カーブの具合等ありますのでその選別によって選者の名前を付けたりして呼ばれます。

性質は大変丈夫です。
いかなる栽培にも耐えるといっても、やはり日光に当てて水を控え葉を厚く短く育てられれば極めて見ごたえの有るが出来ます。
根は直根性で長くなるので深鉢を使用した方が良いと思われます。
成長は遅く一年に1〜2枚の葉が出る位です。
生え際から子株が出ますが、株立ちにするには年数を要します。

今、里帰り出産の為に、預かっていてピロコームを使えるようになってウハウハです。
それがまた、預かった時点では、この世のものと思えないような見事な毛板(毛玉ではなくて毛板)をたくわえていてその毛板の厚さたるや、10cmという前代未聞のものでした。
半月ビッチリ時間をかけて、全て取り去りやっとピロコームが通るようになったんですよ。

ビアディは普通、毛玉がひどくなると丸刈りにしてしまうんですが刈らなくてもここまで出来るという、いい見本になったようです。
まずは毛玉を作らないことが先決なんですけどね。

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