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うば玉 烏羽玉 カラスの羽と言う名前のサボテンです。 サボテンとは、南北アメリカ大陸およびその周辺の島が原産のサボテン科(カクタス)に属しています。 自生地は森林・草原・高山と生態の異なる種類が広がっています。 うば玉は北米の草陰に産し何十年たっても木部が無く地面に半分埋もれた状態です。 棘は無く、水を控えた冬季は特にマシュマロのようなふわふわした感じになります。 上には大きくなりませんが分枝したように沢山の成長点を持った群生株になります。 アルカロイドを含み、これを食べると幻覚を見ると言われ原住民の祭礼に使われたと言います。 日本での栽培は容易なほうです。 成長は遅いのですが、放置しておいても育ちピンクの花を咲かせます。 うば玉は根が大きく体積で地上部よりも2倍位あります。 丈を高くしようと少しずつ根を出して植えても地上部が縮んでしまいます。 原産地で生き延びるために獲得した性質は簡単には変えられないほど強いのでしょう。 それ程過酷な自然の中で生きてきたのです。 |
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砂漠で生え、それを輸入後45年経ったうば玉も種を播いて40年経ったうば玉も高さは変わらないのです。 その間下手な管理もしましたが、枯れること無く成長を続けています。 うば玉は成長点と根の先が成長しますが、地上部と地下部の境目あたりでその細胞が消えていくように思えます。 その境界当たりに枯葉のように皮が剥がれてきますが、めくり取ると中の艶の有る身は新鮮そのもので時代を感じさせず若い茎そのものなのです。 翻って、うば玉のDNAには怪物化しないで容貌を保ち得る不老不死の遺伝子が有るものと思われる。 |
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烏羽玉は比較的子吹きし易いです。 年月を経ると次第に株立ちになってきます。 綿毛はふさふさし刺は種から芽生えた時にわずかに出る程度です。 やわ肌は豊かに盛り上がって魅力的です。 花は桃色でアレオーレ(刺座・綿毛の生える所)一つに一つの花が咲きます。 |
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烏羽玉は薄いピンクから濃いピンクの小さな花で、年中咲かせます。 |
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烏羽玉は薄いピンクから濃いピンクの小さな花で、花が終わって忘れた頃にピンクの実を持ち上げてきます。 |